そう目まぐるしく変わる展開に私の脳はついていけなかった。
「お待たせ。貴方が笑美花ちゃん?」
更衣室のドアが空く音と同時に女性の声が聞こえた。
「はい。」
とっさに返事をした私に、
「そんな緊張しなくて良いわよ。私は、このお店の店長をしている浜崎って言います。宜しくね。」
私の表情が強ばっていたのか女性は微笑んでいる。
黒いサラサラの髪に切れ長な目、それに身に纏う真っ白なブラウスと黒い細身のパンツ姿から気品と美しさが漂う。
彼女の笑顔を見ると不思議と緊張がとけた。
「その様子を見たところ私の予想だと継人に何も聞かされず拉致られたってとこかな?」
えっ?!この人何でそんなあっさり私のこの地獄の惨劇を予想っうか的中させることが出来るの?
まさか超能力者?!
「えっ?!はい。」
素直に答えた。
「もぅ相変わらず継人は…」
浜崎さんは、どうやら自分の予想が当たってたことが解ると小さなため息をついた。
一瞬頭の上に小さな角が見えた様な気がした。
「あの~浜崎さん何で解ったんですか?」
恐る恐る質問してみた
「ごめんね。笑美花ちゃんは、全く悪くないから気にしないで。悪いのは全てあのマイペース男だから!」
脅えていた私に手を合わせて謝った後、浜崎さんはまた話しだした。
「出逢って六年ぐらいたつし、まっ3ヶ月ぐらだけど一応継人と付き合ってたしね。だから笑美花ちゃんと似た様な経験した事あるからまさか?と思ってね。」
私は、初めて継人さんの事で女性の理解者を得た!