翌日、月始めの役員会議の為に、会議の時間まで少しゆとりがあるので会議室の前で、秘書と今日のスケジュールの再確認をしていた。
すると、ほぼ同じタイミングで西から常務を先頭に常務派の役員が、東から継人を先頭に本部長派の役員が会議室に向かって来る。
廊下の空気が一気に重くなったのを感じた。
継人のファンの私の秘書は、会話を止め、目が継人に釘付け状態。
継人と常務が会議室の前で、歩を止めた。
「おはよう。本部長。昨日は良く眠れたかい?」
「おはようございます。常務。何やら私が受け持つクラブで問題があったみたいですが、優秀な部下のおかげで何事もなくぐっすりと睡眠を取る事が出来ました。」
二人共、爽やかに朝の挨拶を交わしているが、目から火花が飛び散っている。
「あっそう言うえば常務、会議の前に一つお伺いしたい事が有るのですが宜しいですか?」
「なんだい?」
「常務、あんた俺の事目障りに思っていません?」
継人???
まだ、会議も始まって無いのにそんな露骨な挑発を…
「ははっ、何を言っているんだい?君の様な有用な人材がいて、常務として喜ばしい限りだよ。それに、君こそ私の事を目障りに思っているんじゃないかい?」
常務???
良い大人が、安い挑発に乗らないで。
「ははっまさか。貴方程愛社精神があって、この東條グループに貢献して来た人間を敬う事はあっても目障りに思った事なんてないですよ。」
そして二人同時に、歩を一歩進めてほぼ同時に同じ台詞を合唱した。
「ただ、いつかぶっ潰してやる。」
二人は、両開きのドアの左右の取ってに手をかけ開けてそのまま会議室に消えた。
この二人を交えてこれから、会議が始まると思うと少し胃が痛む。
無事終われば、良いのだが…
会議は、私の予想通り継人の昇格の件を残し滞る事なく順調に進んだ。
「それでは、最後に黒川本部長を常務に昇進させる件の可否を、役員全員の投票により決定させて頂きたいと思います。」
会議の進行役を受け持ってくれている役員の声が少し震えている。
それもそうだ、場の空気が一気に変わった。
この場の人間全員が、この投票の結果によって、自分の命運が決まるのだから。
すると、ほぼ同じタイミングで西から常務を先頭に常務派の役員が、東から継人を先頭に本部長派の役員が会議室に向かって来る。
廊下の空気が一気に重くなったのを感じた。
継人のファンの私の秘書は、会話を止め、目が継人に釘付け状態。
継人と常務が会議室の前で、歩を止めた。
「おはよう。本部長。昨日は良く眠れたかい?」
「おはようございます。常務。何やら私が受け持つクラブで問題があったみたいですが、優秀な部下のおかげで何事もなくぐっすりと睡眠を取る事が出来ました。」
二人共、爽やかに朝の挨拶を交わしているが、目から火花が飛び散っている。
「あっそう言うえば常務、会議の前に一つお伺いしたい事が有るのですが宜しいですか?」
「なんだい?」
「常務、あんた俺の事目障りに思っていません?」
継人???
まだ、会議も始まって無いのにそんな露骨な挑発を…
「ははっ、何を言っているんだい?君の様な有用な人材がいて、常務として喜ばしい限りだよ。それに、君こそ私の事を目障りに思っているんじゃないかい?」
常務???
良い大人が、安い挑発に乗らないで。
「ははっまさか。貴方程愛社精神があって、この東條グループに貢献して来た人間を敬う事はあっても目障りに思った事なんてないですよ。」
そして二人同時に、歩を一歩進めてほぼ同時に同じ台詞を合唱した。
「ただ、いつかぶっ潰してやる。」
二人は、両開きのドアの左右の取ってに手をかけ開けてそのまま会議室に消えた。
この二人を交えてこれから、会議が始まると思うと少し胃が痛む。
無事終われば、良いのだが…
会議は、私の予想通り継人の昇格の件を残し滞る事なく順調に進んだ。
「それでは、最後に黒川本部長を常務に昇進させる件の可否を、役員全員の投票により決定させて頂きたいと思います。」
会議の進行役を受け持ってくれている役員の声が少し震えている。
それもそうだ、場の空気が一気に変わった。
この場の人間全員が、この投票の結果によって、自分の命運が決まるのだから。
