屋敷に帰った私は、一族の者を集めるだけ集めて、継人の事を説明した。
継人の名前を聞いた皆は、一同にざわめき反論を唱えるモノもいたが、黒川家において、当主の発言は、絶対的なモノでそれらをねじ伏せた。
特に、長男の亮を後継者に推す者が最後まで私に、異論を唱えていたが、関係なかった。
次に、佐土原と黒川家顧問の弁護士団に、正式に黒川家の三男として、千尋から剥奪していた序列と権利を与える為に法的処置を取る事と行方知れずの千尋の調査を指示した。
継人、君はこれから、この黒川家の中で肩身の狭い思いを強いられるだろう。
本当にすまない。ただ、その事によって、私や黒川家を出来れば、怨んで欲しい。
亮や匠や成美には、せめてもの罪滅ぼしとしてこの黒川家を譲るつもりだ、彼等はきっとそれで満足する筈だ。
でも、出来れば我が子継人には、この黒川家の持つ権力や財力等から来る責任や業から解放して、一人の人間としての人生を歩んで欲しい。
私の考える幸せの価値観が正しいかどうかは、解らない。
君が望むなら、この黒川家は、全て君のモノだ。
ただ、出来る事なら私の思惑通りに、君が成長してくれる事を今は、ただ願うのみだ。
紗耶香の部屋で眠る継人の姿を見守りながら、長い人生で初めて湧き出る思いを押さえていた。
親とは、きっと子供に自分が人生で犯した過ちや失敗を繰り返さない為に、時に叱り、時に諭す者なのだろう。
私は、これから、君を叱る事も諭す事も出来ないが、これだけは誓う。
どんな時も、君を見守り、君の幸せを願う。
例え視線は他の者を捉えていても、例え言葉に君の名前が無くても、私は残された人生全てを君の幸せのみに費やそう。
出来る事なら直ぐにでも母の元へと届けたいが、私の予想がある程度当たっているなら、それは、直ぐには叶わないだろう。
だが、君の母、千尋の安全を直ぐに確保するから、私を信じて今はまだ、その瞳を開けずに静かに眠ってて欲しい。
言葉にせず、ただ眠る継人を見つめ固く心に誓い、部屋を出た。
さて、先ずは千尋の安否を確認する事からだ。
私は、執事の佐土原に東城氏との面会を取り次ぐ様に指示を出した。
紗耶香をどんなに問いただしても、多分意味は無い。
彼女は、既に何かに取り憑かれた様に壊れている。
いや、私が壊したのか。
幸い、継人に害を成す事は、無いのでこのまま様子を見守る事にした。
継人の名前を聞いた皆は、一同にざわめき反論を唱えるモノもいたが、黒川家において、当主の発言は、絶対的なモノでそれらをねじ伏せた。
特に、長男の亮を後継者に推す者が最後まで私に、異論を唱えていたが、関係なかった。
次に、佐土原と黒川家顧問の弁護士団に、正式に黒川家の三男として、千尋から剥奪していた序列と権利を与える為に法的処置を取る事と行方知れずの千尋の調査を指示した。
継人、君はこれから、この黒川家の中で肩身の狭い思いを強いられるだろう。
本当にすまない。ただ、その事によって、私や黒川家を出来れば、怨んで欲しい。
亮や匠や成美には、せめてもの罪滅ぼしとしてこの黒川家を譲るつもりだ、彼等はきっとそれで満足する筈だ。
でも、出来れば我が子継人には、この黒川家の持つ権力や財力等から来る責任や業から解放して、一人の人間としての人生を歩んで欲しい。
私の考える幸せの価値観が正しいかどうかは、解らない。
君が望むなら、この黒川家は、全て君のモノだ。
ただ、出来る事なら私の思惑通りに、君が成長してくれる事を今は、ただ願うのみだ。
紗耶香の部屋で眠る継人の姿を見守りながら、長い人生で初めて湧き出る思いを押さえていた。
親とは、きっと子供に自分が人生で犯した過ちや失敗を繰り返さない為に、時に叱り、時に諭す者なのだろう。
私は、これから、君を叱る事も諭す事も出来ないが、これだけは誓う。
どんな時も、君を見守り、君の幸せを願う。
例え視線は他の者を捉えていても、例え言葉に君の名前が無くても、私は残された人生全てを君の幸せのみに費やそう。
出来る事なら直ぐにでも母の元へと届けたいが、私の予想がある程度当たっているなら、それは、直ぐには叶わないだろう。
だが、君の母、千尋の安全を直ぐに確保するから、私を信じて今はまだ、その瞳を開けずに静かに眠ってて欲しい。
言葉にせず、ただ眠る継人を見つめ固く心に誓い、部屋を出た。
さて、先ずは千尋の安否を確認する事からだ。
私は、執事の佐土原に東城氏との面会を取り次ぐ様に指示を出した。
紗耶香をどんなに問いただしても、多分意味は無い。
彼女は、既に何かに取り憑かれた様に壊れている。
いや、私が壊したのか。
幸い、継人に害を成す事は、無いのでこのまま様子を見守る事にした。
