お店のドアを開けると継人さんは、ソファに座って雑誌を読んでいた。
「継人さん!話しがあります。」
走って来たせいで息を切らしながらも大きな声で継人さんを呼んだ。
継人さんに届く様に大きな声で。
「どうした?息切らしてそんなに大きな声出して、走って来たの?髪ボサボサだよ。」
いきなり、色んなとこを突っ込まれた。
確かに感情が高ぶって勢いに任せて走って来たがよくよく考えると凄く恥ずかしい。
けど今日の私は、そんな突っ込みに負けなかった。
「昨日のこと説明して下さい。」
継人さんは、左後頭部をかきながら
「ちょっと待ってて。」
と言い残し、お店の奥の寝室に向かった。
?????…
少なくともクエスチョンマークが私の頭の中に20個は浮かんだ。
えっ、可笑しくないですか?
私日本語話せてるよね?
けど会話成立してないんですけど。
「お待たせ。」
4分ぐらいして継人さんは、お着替えを済ませた姿で私の前に現れた。
白い薄手の生地のプレーンシャツに細身のインディゴブルーのノーダメージのデニムパンツ。黒のお洒落他なデッキシューズ。
シンプルだが、凄く格好良かった。
ただ、私のクエスチョンマークは、増加するばかり…
「いきなり着替えて来てどうしたんですか?」
驚く私にお構い無く、「今からお出かけするよ」
さも当たり前の様に話す。
「ちゃんと話しして下さい!」
また大きな声を出してしまった。
継人さんは、おやおやと言う顔をしている。
「今日は、お前も一緒にお出かけするよ。」
思わぬ申しでに余計頭が混乱する。
継人さんは、そんな私の頭を撫でて優しい声で囁いた。
「とりあえずついて来て。」
私は、何か恥ずかしくなって顔が真っ赤になった。
そして、悪魔の囁きに耳を傾けることにした。
「何処に行くんですか?」
私の質問に、
イタズラな笑みを浮かべ彼はこう答えた。
「女に逢いに行くよ。とびきり美人にね♪」