暫くして、ケイトはフリーのカメラマンとして、アルマはこの街に常駐する医療スタッフとして活動することにした。
何故なら、アルマの身体には既に小さな命が宿っていて、今までの様に、戦地を転々とする生活には限界がきていた。
やがて、小さな命は二人の大きな希望としてこの世に生を授かる。
名前は、千尋。
千の悲しみさえも癒やす深い海のような人間に育って欲しいと、ケイトが、自分の母親から一文字とって名づけた。
「なぁ麗人。最初の質問の答え。俺が、カメラマンをしてるのは、女の為だよって言ったのは嘘じゃない。一人でも多くの人間に、戦争によって、生まれた、悲しみ、痛み、傷、これらを一人でも多くの人に伝えたい。そんな世界でも、同じように生きる人々の姿を伝えたいんだ。そうすれば、もしかしたら、アルマや千尋がいつか戦争のない未来を生きることができるかもしれない。」
「あぁっ。君の話を聞いてるうちになんとなく理解できたよ。」
「悪い。随分と長話をしたね。」
彼は、悪戯な笑みを浮かべながら私に軽く詫びると、
「別に、あんたが昔から世界中に武器と薬品をばらまく、KUROKAWAのトップだからこんな話をしたわけじゃないんだ。」
!!!!!!!
「知ってたのかい?」
「あぁ、まだ幼い時、一度父が主催するパーティで遠目に一度拝見させてもらったよ。それに、この国に入国する日本人なんて、政府、もしくは国連にそうとう太いパイプを持つ人物に限られるからな。」
「そぅか。戦争を憎む君からしてみれば、私みたいな人間は、許しがたいだろう?」
どこかか不思議に思っていた。出会って間もない私にこんな話を聞かせる彼に。
だが、彼が私の存在を認識していたことを知って、その疑問も解消された。
何故なら、アルマの身体には既に小さな命が宿っていて、今までの様に、戦地を転々とする生活には限界がきていた。
やがて、小さな命は二人の大きな希望としてこの世に生を授かる。
名前は、千尋。
千の悲しみさえも癒やす深い海のような人間に育って欲しいと、ケイトが、自分の母親から一文字とって名づけた。
「なぁ麗人。最初の質問の答え。俺が、カメラマンをしてるのは、女の為だよって言ったのは嘘じゃない。一人でも多くの人間に、戦争によって、生まれた、悲しみ、痛み、傷、これらを一人でも多くの人に伝えたい。そんな世界でも、同じように生きる人々の姿を伝えたいんだ。そうすれば、もしかしたら、アルマや千尋がいつか戦争のない未来を生きることができるかもしれない。」
「あぁっ。君の話を聞いてるうちになんとなく理解できたよ。」
「悪い。随分と長話をしたね。」
彼は、悪戯な笑みを浮かべながら私に軽く詫びると、
「別に、あんたが昔から世界中に武器と薬品をばらまく、KUROKAWAのトップだからこんな話をしたわけじゃないんだ。」
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「知ってたのかい?」
「あぁ、まだ幼い時、一度父が主催するパーティで遠目に一度拝見させてもらったよ。それに、この国に入国する日本人なんて、政府、もしくは国連にそうとう太いパイプを持つ人物に限られるからな。」
「そぅか。戦争を憎む君からしてみれば、私みたいな人間は、許しがたいだろう?」
どこかか不思議に思っていた。出会って間もない私にこんな話を聞かせる彼に。
だが、彼が私の存在を認識していたことを知って、その疑問も解消された。
