私はお喋りなキンヤさんをほっといて放心状態の真央さんに呼び掛けた。
「大丈夫ですか?」
「何でいつも継人なんだ…」
真央さんはかろうじて聞きとれる声で呟いている。
「S女の美穂ちゃんもS高の冴美ちゃんも英語の中島さんもそして美咲ちゃんさらに笑美花ちゃんまで!何でいつも継人なんだ!」
頭を抱えて大きな声を出しながらモダエ始めた。
あまりの出来事にポカーンとしてる私にキンヤさんは、
「いつもあんなんだから気にしないで♪」
涼しげに出されたコーヒーの御変わりを美味しく頂いてる。
「笑美花ちゃんあいつのどこが良いの?」
真央さんは、身を乗りだし私の顔を覗き込む。
「うーん。何処なんだろ?下手くそな優しさかな?」
私は、自分でも意味の解らない言葉を出した。
継人さんは、一見Coolで冷たそうだがこの二年間一緒にいて色々と見てたけど、本当は優しい人なんだと思う。
けど照れ屋で不器用だから上手に相手にその優しさを伝えられない人なんだと私は思う。
そして私はそんな不器用な継人さんの優しいとこが好きだ。
私の意味の解らない答えに真央さんは納得したのか乗りだしてた身体を引いた。
「なっ。いい子だろ?」
キンヤさんはニヤニヤしながら真央さんの肩を叩いた。
「あぁ…継人には勿体ないよ。」
真央さんは、さっきとうってかわって冷静な表情でコーヒーに口を付ける。
「けど相手が継人だからなぁ…俺だったらすぐにフォーリングLoveしちゃうのに。」
キンヤさんは私の方をチラリと見ていつもみたいにおちゃらけた事を口にしている。