「ケチかよ。」

一人呟きながら学校に向かう準備。
急ぐことすらしないヘタレ具合に自分でも驚く。

まあ、もう急いでも間に合わないし。
電車使って45分かかるのに対してあと30分くらいで
授業始まるし。

諦めモード。


「玲生!早く行きなさい!遅刻するよ!」

リビングからママの叫び声がする。

う〇ちくらいゆっくりさせてよ…。
とか思いながらも一応返事をしてみた。

「…んーん。」


さ、行こうかな〜。