「好きだから、恥ずかしいんだよ。それにね、慶吾さんはね、あたしと付き合ってていいのかな?って思っちゃうぐらい素敵な人なんだよ。だから、ちょっと不安なんだよね・・・。」


初めて聞いた、美玖の気持ち。

この言葉を聞いた瞬間、俺の心に溜まっていたモヤモヤが全て消えた。


――あいつを抱きしめたい。

素直にそう思ったが、今は出て行ってもイイタイミングなのか?


あ゙ぁ、めんどくせぇ!!そんなの気にしている暇なんてねえよ。



「そういうことだから!じゃあ、俺たちこの後デートなので。」