「ていうことはさ、ちゃんと『ご主人様』って言わなきゃいけねぇだろ?」

どうやら慶吾さんはメイドさんごっこがしたいようで・・・。


はあ~、まったく。



「かしこまりました『ご主人様』。」


っていうあたしも結構ノリノリなんだけどねっ!!


「おう。じゃあ、俺はオレンジジュースなっ。」



「かしこまりました、ご主人様!」

部屋から出て行こうとするあたしは、慶吾さんの嫌にほほえんだ顔を一度だけ見た。