たしかに・・・そうかも。


「うん。本当に瑠奈のおかげだよー!あたしが言っただけじゃぜぇったい聞いてくれないんだもん。」



「まぁね。慶吾さんはSだからね。」



そう言う瑠奈の薬指には、あのときの指輪が光っていた。あたしの指にも、あのときにもらった指輪がしっかりとはめられている。



・・・幸せだなぁ。



そう思っていたときだった。