誰もが憧れる綺麗な花。

それはとても綺麗に
美しく咲いていました。

この物語は
そんな可憐な一輪の花に恋をした雑草のちっぽけなラブストーリー




1988.7.25
硬い地面に小さな命が咲いた

可愛らしい男の子。
名前は佐々木 将貴
ボールで遊んだり、走り回ったりするのが大好きな男の子。
1人っ子な為かみんなに愛されて育った。
活発で、歌うことが大好きで、遊ぶことがとても大好きな男の子。
将貴は中学と高校の時、いじめられていた。
それに負けず頑張った彼は高校を卒業する頃には高身長のイケメンと化していた。
180近くある身長にスラッと伸びた足。長い手。顔も小さく鼻筋が通っていて、サラサラな茶髪を靡かせていた。
有名大学にも合格し、楽しいキャンパスライフを過ごしていた。何も問題なく過ごしていた。
そんな中、彼は真夜中の橋の上にいた。