さくら色した君が好き


「あ、こっちもあった」
私が口をつけたのを確認し
今度はジーンズの後ろのポケットから、超甘い缶コーヒーを取り出した。

「最初からそっち渡してよ」

こんな苦いの飲めない。

「悪い話を持って来たバツ」
山村君は笑って超甘い缶コーヒーを開けて、私がひと口飲んだ超ブラックと取り換えてくれた。

「やっぱこっちだよな」
自然にそれを口に運び、美味しそうに飲んでしまう。

私が口を付けたのに。
目を丸くして見ていると

「何?」

「いや別に」

そして山村君は一気に飲み干す。
私もうつむいて
甘い缶コーヒーを一口飲んで深呼吸していると

「加藤の妹が邪魔してんだろ」

上からそんな声が聞こえて
心臓が止まるくらい驚いた!

ドラちゃんじゃなくて
コナン君だった?
私の驚く顔を見て「スゲー顔」って笑う山村君。

「なっ……なんで?なんで?」

「教えて欲しかったら俺と付き合う?」

「はぁあ?」

「もっとスゲー顔」

爆笑されてしまった。

おバカにされてんのか?私。