ピピピピピ...


アラームの音で目を覚ます。


また、代わり映えのない...一日が始まる。






学校につくと、昨日と同じような空気が広がっていた。


七夏の周りにはたくさんの女子。

心配するような声をかけていた。

その中心で引きつりぎみの笑みを浮かべる彼女。


なんだよ...


まるで俺が悪いみたいじゃねぇか...



居心地のわるい教室から出るためにトイレに行くと


クラスメイト「いや。あいつマジで最悪だぜ?」

クラスメイト「まぁ、あの日原さんを振るくらいだもんな」

クラスメイト「いや、まだ振ってねぇよw」

クラスメイト「は?そうなの?俺、アタックしようと思ってたのによ。」

クラスメイト「お前w無理だろw」



は?あいつにアタック??

やめておけ。女らしくもない。

それに、俺はまだ...別れてねぇ。




トイレに行くことも無理。

教室も無理。

て事で...

空き教室。


いつもドアが開いている教室に勝手に入る。


波矢人「はぁ...。なんだよ。」


全部が全部...俺が悪いわけじゃないだろ。


七夏も悪い。


何せ、俺が何しようと気にしてなかったんだからな。

それを俺が利用したとも取れるけど...俺はちゃんと恋人らしいことをしたつもりだ。

家に送ったり、一緒に帰ったり、たまにデートもしたりした。


それなのに何が不満だ?

前の女どもはそれだけで喜んでたぞ。



俺が...おかしいのか?