パフェを食べに行ってから数日。


私はもう波矢人を気にすることなく過ごすことが出来てきた。


でも、やっぱり...心の中の隅には波矢人の事が...。


それを知ってか知らずか理優と真奈は波矢人の話題を出さない。

ほんとにいい友達を持ってよかった。


理優「バカ七夏ー!行くよ!」

真奈「ほんとトロイぞー!」






よかっ...た...の...かな?





先生「〜〜〜で、〜〜…」



やばい。今は絶賛授業中なのですが...

先生の話し声が子守歌に聞こえる...

あ...やばい。だめだ。

眠い。非常に。


あ、もう。寝る。







理優「...夏!...ろ!」

真奈「お...よー」

理優「七夏!」

真奈「おっきろー!」


え?

七夏「あたし寝てた?」

今何時?

七夏「え。じ、12時!?」

理優「お昼休み!早く食べよ!」

真奈「七夏が3時間くらい寝てるから〜」

七夏「まって!なんで起こしてくんないの!?」

理優「え?起こしたよ?」

真奈「七夏が起きなかったんだよ!」

うそ!

全然気づかなかった...

理優「……寝不足?」

真奈「...寝ないとダメだよ?」


...二人とも

なんで分かっちゃうかな


私が全然寝てないこと。

しかも、あの様子じゃなんで寝れてないのかも分かってるみたいだし


さすがだね。


いつもなら元気よくごまかすけど

今回は



七夏「うん。ありがとう」




こう言うことしかできそうにないや...