涙を拭いて立ち上がった時

後ろから理優と真奈がきた。


理優「...七夏ぁ!もう!どこ行ってたの?探したんだけどー」

真奈「ほんとだよー。これは帰りにパフェだねー!」

七夏「えぇ!そんなぁ」


ほら。

できてる。

私は。

笑えてるよ。これで十分。

あいつがいなくても...私は笑える。




教室に戻って授業を受けた。

ほとんど話は聞いていなかったけど。

そして、ふとすると

波矢人に目をやっている自分を

必死で隠していた。


チャイムがなって


放課後になると、理優と真奈が駆け寄ってきた。


真奈「さぁて!パフェ食べに行こうか!」


ニコニコ笑顔の真奈が私にそう言う。

え?まさか、ほんとに私が奢るんですか!!


理優「置いてくぞー」

真奈「あ、まってまってぇー!」

七夏「もう!二人とも置いてかないでよ!」



近くにある喫茶店に入った。

ここのお店はケーキとかが置いてあって

パフェが中でも人気。

だから、パフェを選択したのか真奈さん!!

意外と計算高いな...



真奈「どっれっにっしっよっかっなっ」


ニッコニッコで選んでいる真奈と


理優「やっぱ、フルーツ盛り合わせパフェでしょ。」

とか当然のように言っていた理優。


そして2人が

「「七夏はみかんパフェでしょ?」」


そういった。

あーもう。なんで分かるの?


理優「みかん好きだねー?手が黄色くなるよ!」

真奈「七夏ってみかんのイメージだよね?」

七夏「そうかなー?えへへ... 」


少し照れて答えると


理優「うわ、破壊力やべぇ。」


え?


真奈「そうだね...。」


それはつまり...

七夏「かわいっ...「BUSAIKU」


やっぱりね。

てか発音いいな理優。


そこだけはいいな。

そこだけは。