短編集


風香がやられる瞬間を見たくなくて目をつぶっていたら風香じゃないさけび声が聞こえてきた
何がおきたんだと思い目を開けるとそこには誰かからの攻撃をうけてダメージを負った能力犯罪者達の姿見えた
風香のほうを見ると白スーツに身をまとった人に守られていた

「白スーツ…」
と私がボソッと言うと我にかえり梨香を連れて風香のもとへ行った
白スーツそれは国がどうしても欲しい人
能力レベルが7ぐらいだと言われている人
何度か捕まえようとしたが能力レベルがあまりにも違いすぎなかなか捕まえることができない人だ
白スーツの後ろにいた風香と目があったら風香は私に抱きつき嗚咽をこぼした
その様子の風香を私は抱き返し梨香は風香の頭を撫でた
そしたら私の目の前に1枚のメモが浮いていたのでそのメモを取って梨香と2人でみたら
『これからあの能力犯罪者達に制裁をします
自分より弱い者に暴力をふったので…
少し骨が折れる音がするので苦手だったら耳栓してね
なんの能力を使っているかはメモに書いて教えるね』
という内容だった
白スーツの人は喋らない
喋れないんじゃなくて…
喋ったら正体がバレるかららしい
私は風香に

「風香、白スーツの人が制裁してくれるからもう泣きやもう」
というと風香が私から離れ私と梨香の肩に腕を回した
ちょうど体力が回復したのか能力犯罪者達がまたなにか言ってきた

「まーた生贄がきたぜ、まぁ遊んd…」
と言い終わる前になにかの能力を白スーツの人は使った
なんの能力だろうと思ったらメモが目の前にきた
『今使用した能力は声を出させなくする能力』と書いたメモだった
次にベキッボキッと骨が折れる音が聞こえてきた
梨香は苦手らしく耳栓をしている
また目の前にメモがきた
『この能力は重力操作の能力
能力犯罪者達は体験したことのない重力を体験している
もう骨が折れる音はしないよ』
という内容のメモだった
最後に風香のボロボロとは比にならないぐらいのボロボロになった能力犯罪者達を1つに集めた

戦いが終わり白スーツの人が帰ろうとした
私は

「ありがとうございます白スーツさん」
とお礼を言った
風香と梨香は頭を深々と下げた
白スーツの人は頷いて帰っていった

白スーツの人は未成年の人が戦いに参加していたら必ず助けにくるらしい
やっていることは能力犯罪者と同じこと(戦うときは非常事態を除き国からの許しが必要)だがみんなからのヒーローだ
いつか白スーツの人と対等にいられるような能力をつきたいと思った

報告書を書き風香のケガの治療をしてねもらいもう疲れたので学校から早退許可をもらい家で休んだ