今日もまた蓮の家に行く。


何の話がいいかな。


小さい頭を働かせて支度を済ます。


「おじゃまします。れんー!」


玄関で靴を揃えれば蓮の元へ駆け寄る。


「れん、いのりねおえかきしたらねほめられたんだよ。じょうずだって!」


「おひるなにつくってるのかなー。れんもいっしょにたべたいね。」


「れんのチューブでごはんあじするのー?」


もう慣れた光景。
大人達からもふたりが寝転がる姿は日常。



その日常は
奇跡となる。


「れ。。。ん。。?」



いのりは驚いたのだ。