「離せ」 こんな時に助けてくれる人は一人しかいないよ 「…カイっ」 腕は引き剥がされた 「は?誰だよお前」 「俺は… こいつの幼なじみだよ」 チクリ、 嘘でもいいから彼氏って言って欲しかったなぁ…なんて 彼女がいるんだから無理に決まってる カイにとって私はただの幼なじみになってしまったんだなぁ なんて悲しくなるだけだった おかげでナンパさんは逃げてくれたけど。