「な、なにもされてないけど…

 どうしたの、カイ?」


私がそう言うとカイは「はぁ~」と言いながら座り込んだ


「告白?」


そう聞かれたから正直に、うんと答えると


「最近多くない?

 気をつけろよ、…まったく」


確かに最近多いかもしれない


「私なんかのどこがいいんだろうね?」


ずっと抱いてた疑問をカイにぶつけた


「…それ、俺に聞く?」


しゃがんだまま上目遣いで見つめてきた

…ちょっと、ほんのちょーっとだけ

ドキッとしたのはカイには秘密。


「そうだな~…まず、」


私の''良いところ''を本当に話そうとするから恥ずかしくなって


「ちょ、待って!恥ずかしいよ…///」


そう言うとカイは言うのをやめた


「ふっ、自分で聞いてきたくせに」


なんて言うから


「なっ、ばか~~」


また恥ずかしくなっちゃったじゃんか