―――次の日


「ふぁ~、、

 おはよぉ~」 


階段を下りて

眠たい目をこすりながら私は言った


リビングのドアを開けると

そこには

お母さんと

お父さんと

カイがいた



「ほぇっ!?

 なんでカイがいるの!?」


一瞬で目が覚めた

最近は家の中まで入ってくるなんて

なかったのに


「カイ君、あんたを迎えに来てくれたのよ 
 あんたが起きるの遅いからでしょ

 ごめんね~?カイ君」


「いえいえ、

 俺がしたくてしてるんで大丈夫ですよ」


そうお母さんに言ったカイは  

私の方を見た


「おはよう、香菜」


昨日までのクールなカイはどこへやら 

優しい顔で私に微笑む


「お、おはよ」


…調子狂うな、、


「ほんとにカイ君みたいな子と

 結婚してくれたら

 お父さんも安心なんだけどな」

 
そんなことをお父さんが呟いた


「…なっ、」
 

その言葉に反対しようとした時


「俺はそうしても

 いいんですけどね~

 お義父さん?♪」


カイがそんなこと言ったから  

私は赤面してしまう



そんな私を見てカイが

フッて微笑んでるのは知らずに