あれから夢の中で沢山の日々を過ごした。



あの日からどれだけの時間が経っただろう。



これは本当に夢の中なのか疑わしくなるほど現実そのものの世界。



カレンダーをめくると



「あ、今日か...」



私だけしか見ないカレンダーに記入された



〈陸と先輩 デート〉



「本当に行っちゃうのかな...」



朝からため息ばっか。



「唯達、元気にしてるかな」



現実の世界の唯達には感覚的にもう一ヶ月会ってないような気がする。