おじいちゃんは、陽菜にとっては大切な家族。 育ての親でもあった。 それから、坂井先生の運転する車で病院に向かった。 『…陽菜、大丈夫。陽菜はひとりじゃないだろ?』 「あの、誰が連絡して来たんですか?」 『小橋さんって言う人だ。知り合いか?』 「…うん」 なぜ、照彦がおじいちゃんを知ってるのだろう? 家も教えていないのに。 そういろんなことが頭の中で、ごちゃごちゃ考えていると、病院に着いて坂井先生と共に受付に行った。