そんな君だから


ーー朝ーー

「ひーめっ!!」

元気よく私の名前を呼んだのは、

3人しかいない中学の同級生の1人だ

「ちょっと、れん!びっくりするじゃん!

急に大声ださないでよ」



そう、彼の名前は


大葉 蓮(おおば れん)



「わりぃわりぃ(笑) つい、いつものくせでさー」


「はぁ、、って!、れんは部活決めたの?」


「俺が野球部以外に、なんか入るとでも?」


「あ……。生粋の野球バカでしたね……

ごめんごめん、忘れとったわ」


こいつは、物心ついた頃からずっと野球ばっかりしている


「はっ、ひめにとって俺は忘れるよーなもんなんか」



「あはははー、ごめんってー」



「まぁ、許してやろう!
じゃー、朝練はじまるからっ」



「ふふっ

がんばー」



「うぃーす」



はぁ、すごいなぁ 熱中できるものがあるって



私も何かさがさなくちゃな!



そう、つぶやいてのぼりたての太陽をみつめた