「おはよ!!」
「おはよー、千歳と水城くん」
男子の打ち合わせも終わったようだ。
珍しい組み合わせだ。
「おはようございます!」
水城くんは朝からすごく元気みたい。
「先輩に水城の面倒みろっ言われたんだよな。」
「確かに、華成は男じゃないからね」
智加が言うとうりだ。
まぁ、男子だと何かと便利だしね。
「あっそうだ、この人は広瀬智加。」
「水城くん、よろしくね」
智加のことを紹介すると水城は礼儀正しく言った。
「よろしくお願いします」
水城くん、やっぱり元気だ。
元気な1年生でよかった。
それに、素直っぽいし。
時計を見るともうすぐチャイムがなる時間だ。
「教室、いこっか。」
そう言うとみんな教室へ向かった。
ちなみに私と同じクラスのバレー部1Aはいない。
ちょっと寂しいんだよね。
千歳も智加も違うクラスだし。
そういえばLINE見てなかったな。
私は朝起きてからLINEは見ない。
というか、朝練だから見てる暇がない。
だから、朝のLINEは学校に来てから見る。
通知が何通かきていてそれに返信する。
あ、水城くんだ。
『おはようございます』
やっぱり、律儀だな。
水城くんとは連絡先を渡した日から毎日LINEしている。
まぁ、基本的にどうでもいいことだけど。
『おはよ!
初めての練習試合でしょ?
がんばってね!』
そう送った。
いつの間にかホームルームは、終わっていた。