青春ミルフィーユ

一週間後。
「おはよー、華成」
「おはよ。」
智加が朝から声をかけてくれた。
今日は朝練が休み。
朝練って結構キツイんだよね。
でも、その代わりにあるものそれは・・・。
明日、5校で行われる練習試合の打ち合わせ。
打ち合わせはいつも図書室で行う。
今回はうちの学校の体育館を使うらしい。
まぁ、打ち上げなどで言う『幹事』だ。
「えっと、全員集まったかな?」
こればっかりは男女別。
今回は女子だけで、明後日が男子だけ。
その日は別の体育館で練習する。
「えっと、ネット張りは・・・・」
キャプテンからの支持が始まる。
みんな、きちんとメモをとっている。
私は試合順の説明役か。
一番やりたくない役をなぜ私にしたかな?
「ちなみに、9時から2時まで練習試合で、3時半からは男子と練習。」
でた、地獄の1日。
でも、次の日は普通に練習だから休む暇がない。
まぁ、もう4月半ばだしね。
ゴールデンウィークには遠征もあるし。
毎年の恒例行事。『ゴールデンウィーク遠征』
男女別のところに行くけど日程は同じ。
今年はどこに行くかな・・・。
「ということで、明日の練習試合、頑張りましょう。」
キャプテンが言う。
「解散」
私達はそれぞれの教室へ向かう。
「智加、明日頑張ろうね。」
「頑張らないと監督とコーチに殺されるでしょ!」
確かに。
図書室を出ると他の生徒も登校していた。
4月はテストもないし、学業は楽なんだよね。
だから、みんなの顔もすこしリラックスしているようだ。
「インターハイ、5月末だしね。」
「そうだね。」
智加も笑顔で言っているが、心は笑っていない。
ここから始まるのは『スタメン競争』
その第一試合が今回の練習試合なのだ。
監督とコーチにいいとこ見せないと行けないしね。