氷上のプリンセスは



そんなことを考えている間に気がつけば休み時間になっていた。

相変わらずアルの周りには女子がうじゃうじゃ。
噂を聞きつけた他クラス他学年の生徒達までもが彼を一目見ようとやってきているおかげで教室から出るに出れない状況である。

仕方ない…

多分あの調子だとアルが私に声をかけてくることはできないはず。

とりあえず、午前中はちゃんと授業に出ることにするかなー。