氷上のプリンセスは




「とにかく、今日はこうして話したけれどもう話しかけてこないで欲しいの。

今も決して平和とはいえないけど、中学の時よりよほどましだから。」


「それはできない。」



即答!?


今までの私の話聞いてたよね…?


「出来ないじゃなくてやって。
これ以上目立ちたくないの。」


「もともと目立ってるんだから関係ないだろ?僕は僕の好きなようにするよ。」


「だめ。絶対話しかけてこないで。関わってこないで。」


「やだよ。やっと見つけたんだ。
何年探したと思ってる!?」


逆ギレ…


昔から自分がこうだと言ったら聞かないんだよなーアルは…


さっきも言ったように確かに話してよかったと思ってる。

けどこれから先関わるかどうかは別。


さっきだって女子から私とアルの関係聞かれたばっかりだし。


「ほんっっとにお願「ならキスして」…は?」



何言ってんのこの人?



何年も合わないうちに頭おかしくなった?


「…Perden??」


「だーから、kiss me だよ。頬じゃなくてもちろん唇にね。」


kiss me


私にキスをして


「嫌に決まってるじゃない!」


「ならこれからもどんどん関わるよ。

リリー、僕にkissするのとこれからも僕と関わり続けるの、どっちがいい?」


そ、そんなの……



「決められるわけないでしょう!?」


「はーいあと10秒ねー。10…9…8…」


そうこう言ってるうちに勝手にカウントダウンを始めだした。


えぇーー


どっちもやだ。

絶対やだ!!


けどこの先アルと関わったら多分高校生になった分もっとあくどいいじめが待ってる気がするしそうなったら親に心配かけちゃうし………


「わ……わかった!わかったから!!キスする!キスするからストップ!!」


「へぇ〜ま、どっちにしろ僕は得をするわけだからいいんだけどね♪」


「ただし、代わりに絶対関わってこないでよ。いい!?」


「はいはい。

ほら、早くしないと昼休み終わっちゃうけど?」


そう言ってアルは目をつぶった。


ちなみに、私は未だ抱きしめられたままで逃げることなんて許されない。


逃げたらアルと関わることになってもっとひどい目にあうのが目に見えてるからどっちにしろ逃げられないけどね…


1度深呼吸をして覚悟を決める。


キスなんてしたことないからどうしたらいいのか全然わかんないけど。


そっと顔を近づけて行く。


一体いつからこんなに生意気になったんだろ。

昔は素直であんなに可愛かったのになぁー

なんて。


私はもっと変わってるんだろうけど。



唇どうしが触れ合うまであと1cmくらい。私は目をギュッと瞑るとそのままチュッとキスをした。