「ちょっと鬼ごっこ行ってくるわ」

「はぁ!?」


鬼ごっこ行ってくるって、そんな理由で…なんとも適当な。

そして、我妻君はスタッと私の隣に我妻君が降り立つ。

そして、私の横にしゃがみこんだ。


「やっぱり、お前風邪ひいてんだろ?」


我妻君は、私の額に手を当てる。

我妻君の手、冷たくて気持ちいい……。

我妻君の顔は呆れてるけど、私は嬉しくて笑ってしまった。


「来てくれたんだ、ありがとう我妻君……」

「無茶しすぎだろ、つか何で外にいんだよ、保健室行け、保健室」


軽く頭をポカッと叩かれる。

そんな我妻君に、私は苦笑いを浮かべた。