「う、うるせぇ……」
「さぁ、行きましょ、我妻君」
私は、痛まない左手で我妻君の手を引いて、保健室へと向かう。
「つーか、もう復活したのかよ?」
「私は、いつでも、どこでも復活するの!」
我妻君は、私をまた呆れたように見た。
我妻君とは、不思議と普通に会話が出来る。
これって、たぶん我妻君が私を他の子と変わらずに接してくれるからなんだろうなぁ…。
「ほら、ミスパーフェクト、そこに座れ」
「さっきはまりあって呼んでくれたのに、もうそれ?」
私は、誰もいない保健室で、空いた丸いすに腰掛ける。
先生、どこに行ったんだろう。
まぁ、簡単にシップとか借りて帰ればいいよね。


