「先生っ、まりあ様を助けて下さい!!」
「おい、清人、まりあ様大丈夫かーー!?」
外から、愛梨さんと猿さんの声が聞こえた。
私はハッとして、我妻君から離れる。
いけない、こんな所見られたら、恥ずかしいもんね。
というか、散々泣いたせいで、我妻君の顔が見れないや。
「……ほら、これ着てろ」
ーパサリ
「これ………」
我妻君は、自分のブレザーを私の肩に掛けてくれる。
そして、我妻君は私を背に庇った。
「花園、大丈夫かーー!?」
それと同時に、先生が教室に入ってくる。
この声、学級主任の最強先生だ!!


