「ふぅ………」 校内に入ると、いくらか静かだった。 相変わらず、視線は感じるけど……。 ーガチャンッ 下駄箱の取手に手をかけて、あたしは何も考えずに開け放つ。 ーガラガラガラッ 「……………」 あたしの下駄箱から、無数の手紙とラッピングされたプレゼントが落ちてきた。 ま、またかっ……!! 心の中で、叫ぶ。 もちろん、何度も言うが、ポーカーフェイスで。 その中の1つを拾い、中を開ける。 すると、可愛らしいピンクの便箋に書かれた丸字の手紙。