清人の手に、顔を上げられると、熱を孕んだ、なんともいえない瞳とぶつかる。
なんで、清人ってこんなに色気っていうか、フェロモン的なものを出せるんだろう。
目が合ってるだけで、酔ってしまいそうだった。
「好きですよ、まりあ様?」
「……………んっ」
冗談ぽくそう言って、「フッ」と笑いながら清人は私にそっとキスをする。
「安心ばっかしてっと、喰うからな」
「わぁ……なんという、恥ずかしい台詞を…」
驚いていると、清人は私の唇を親指で優しくなぞる。
それに、また心臓がドキドキと早く、大きく脈打つ。
「本当、俺すげぇお前の事好きなんだぞ。こっちの気持ちも察しろ」
「そんなっ……んん!」
そんな無茶苦茶を言いながら、清人はどんどんキスをしてくる。
「好きだ……まりあ……」
「清人……私の方が、きっと清人の事好きなんだからね」
そう言って、清人の唇に自分の唇を寄せる。
すると、清人は目を見開いて、固まっていた。
「っ……」
「んっ……、お前な、覚えとけよ?絶対襲うからな」
不意打ちの私のキスに、顔を真っ赤にする清人に、私はニッと笑う。
やった、清人が照れた!
これは、最近見られなかったレアな顔だ。


