完璧なカノジョの秘密



「わ、私も懺悔と誓いする!」


私はいてもたってもいられなくて、そう言うと、清人は一瞬目を見開いて、優しく笑った。


「んじゃー、俺がまりあの懺悔と誓い、聞いてやる」

「うん、ありがとう」


私は、杖を置いて両手を合わせる。

なんだか、旅人に懺悔と誓いをするっていうのも不思議な感じだけど、なにより、私は清人に聞いてほしかった。


「私は……自分が傷つきたくなくて、不安で……。この世界で一番大好きな人から、逃げてしまいました」


「………………」


清人は、ただ静かに、私の言葉を受け止めてくれる。

だから、ずっと抱えていた気持ちを伝える事が出来た。


「どうして、あの時もっと清人と話さなかったんだろうって、本当に本当に後悔したの」


話し出したら、あの時の辛さが蘇ってきて、涙が溢れてきた。

だけど、ちゃんと伝えなきゃ。

もう、言わずに後悔するなんて、嫌だから…。


「だから、もう逃げない。どんなに不安でも、私は清人と一緒に答えを見つけていきたい…です」


清人と同じ、一緒に乗り越えて行く事が答え。

そして、心の中に、ずっとあった気持ちを今、伝えよう。