「本当、ありがとう先輩。幸せにね!」
少し切なそうに笑って、有谷君は美樹さんとアトラクションを出ていく。
そして、そこには私と清人が残った。
「なぁ、まりあ」
「うん……」
清人は、私を真剣な瞳で見つめる。
そして、私の目の前の、旅人が懺悔や誓いをする場所に立った。
「まりあ、俺にも、ここで懺悔と誓いさせてくれ」
「え、え??」
清人の意図が読めなくて、動揺していると、清人は笑った。
「いいから、頼む」
「わ、分かった。……お、多くの試練に打ち勝ち、私の元へたどり着いた戦士よ」
掲げた杖の月がキラキラと輝く。
私は、ドキドキしながら、清人を見つめた。
ベール越しに、清人が緊張しているのが伝わってくる。
なんだか、私まで緊張してきた……。
「罪に懺悔するも良し、誓いを立てるも良し。全て、このまりあが許しましょう」
その一言に、清人は頷いて、私を見つめた。


