「ここで、懺悔と誓いをしてもいいんですよね?」
「あ……うん、もちろん」
「それなら、ここで私、懺悔と誓いします」
そう言って私を見つめる美樹さんは真剣な瞳をしていたので、私は頷いて杖を掲げる。
「多くの試練に打ち勝ち、私の元へたどり着いた戦士達よ」
掲げた杖の月がキラキラと輝く。
すると、美樹さんは両手を合わせて私を見上げた。
「罪に懺悔するも良し、誓いを立てるも良し。全て、このまりあが許しましょう」
「私は、自分の恋が叶わなくて、たくさんの人たちを傷つけてしまいました。まずは、それを懺悔させて下さい」
深々と頭を下げる美樹さんに、私は頷く。
そこに、もう迷いは無かった。
「それで……もう、彼の事は諦めて、幸せを願える、そんな良い女になります!」
「そう………はい、ちゃんと聞き届けました。もし……」
「え……?」
私はそう言って、美樹さんの目の前に立つ。
「もし、一人でまた辛くなったりしたら、頼ってよ。私も、たくさん友達に支えられたの。一人より、きっと良い答えが見つかるよ」
「っ…ありがとう、ございます、まりあ様っ」
美樹さんは、泣き笑いで、私や清人に何度も頭を下げる。
すると、その背を支えて、有谷君が私と清人を交互に見た。


