「泣くな、その方が、俺は辛い」
「そんなの無理っ………」
好きな人が傷ついたのに、泣かないわけない。
早く保健室に連れていかなきゃ、私は泣きながら、清人の体を支える。
「清人、立てる……?」
「おー、悪いな………っ」
清人は苦しげに立ち上がり、肩を押さえた。
そして、保健室に向かうと、放課後だからか、保健室の先生が居なかった。
「清人、Yシャツ脱いで、手当てするから!」
「あぁ……」
清人がYシャツを脱いでいる間、包帯やら消毒やら、湿布をごっそり清人の所へと持っていく。
すると、清人の肩には大きな内出血があった。
それに、一瞬息が詰まる。
「湿布、貼るね………」
「頼む」
私は、清人の前に立ち、肩に湿布を張りながら、俯いた。
すると、清人は私を見上げる。


