「き…よ………と…」
それで、清人が私を庇ってくれたんだと気づく。
私は、震える声で清人の名前を呼んだ。
ジワリと涙が滲む。
「んな、顔……すんな。俺は、大丈夫だから」
清人は、絶対に痛いはずなのに、私の頭をポンッ、ポンッと撫でてくれる。
そんな清人に、私は泣いてしまった。
「大丈夫なわけ無い!!なんで、庇ったりしたの!!」
美樹さんは、私を狙って鉢を落とした。
清人が傷つく事無かったのに!!
「好きな女が、傷つくって思ったら……守りたいに決まってんだろーが……」
「清人っ……」
私は、ギュッと清人を抱き締める。
無茶ばかりして、私なんかの為にっ……。
自分のせいだと思ったら、すごく苦しくて、悲しかった。


