「そこにいろ、捨ててくる」
「うん……」
ゴミ捨て場につくと、清人がゴミを入れるボックスにそれを運んでいく。
ーバンッ
そしてゴミを捨てると、箱を持って私の所へと戻ってくる。
すると、清人は私から突然、視線を上に上げた。
「清人、どうかし……」
「まりあ!!危ない!!」
清人が、血相を変えて私の所へと駆け寄ってくる。
それと同時に、風を切る音が、頭上から聞こえた。
顔を上げようとして……。
ーガバッ
「えっ……?」
清人が、私に覆い被さるように抱き締める。
その瞬間、ガッシャーンッ!!という大きい音が鳴り響いた。
「まりあ、無事か………?」
「私は……大丈夫だけど………」
間近で、清人と目が合う。
清人は、額いっぱいに汗をかいて、苦しそうに私を見つめる。
え、清人……?
どうして、そんな青い顔して……。
すると、清人の肩が、土で汚れていた。
「これ………」
私は、清人の肩に触る。
「痛っ………はぁっ……」
顔を歪め、痛がる清人にようやく私は周りを見渡した。
すると、そには鉢が割れた後がある。
顔を上げると、2階の2年生の教室から、美樹さんが笑みを浮かべてこっちを見下ろしていた。


