「まりあ様、タオルです!」

すると、女子が私のタオルを持ってきてくれる。

それも、キラキラした目で私を、見つめてくる。


「ありがとう」

私は笑顔でそれを受け取って、髪を拭いた。

「キャーッ!!」


そして、目の前で声を上げられる。

うん、どうして叫ばれるのかなぁ…。

あぁ、早く終わって、水泳の授業っ!!


「花園、お前水泳部に入らねぇか!?いや、ぜひ入ってくれー!!」

「遠慮します」


水泳部顧問の体育の先生に、懇願される。

それを悪いと思ったけど、断った。

そんなこんなで、水泳の授業が終わると、私は更衣室へと向かった。