「にしても、まりあ様って、遠い存在だと思ってたけど、話してみると、すっげー、俺達と変わんないんだな!」


猿くんは、二ッと笑ってあたしをマジマジと見つめる。

そんな猿君に、私は苦笑いを浮かべる。


「私って、どんな風に見える?」

「そりゃあ…」

「そりゃあっ、まさに聖母様のような神々しい方に見えます!!」


猿君の言葉を遮って、愛梨さんは興奮したようにこちらに身を乗り出す。


「というか、まりあ様は本当に愛梨の聖母様なんです!」

「う、うん……?」

目をキラキラさせてそう言う愛梨さんに、私は首を傾げる。


「愛梨、巨乳じゃないですかぁ」

愛梨さんは、胸を自分で持ち上げて、それを主張する。

うぅ、それは本当に羨ましいけども!