私がそう答えると、しょうちゃんは、



「僕のこと、嫌いになった?」



と訊いてきた。



私が答えられないでいると、北高の最寄り駅についた。



しょうちゃんは、哀しそうに微笑んで、



「じゃあね。」って電車を降りていった。



待って!って言いたかったのに、声が出なくて。



なぜだかわからない涙が、私の目から溢れ出した。