「あ、のんちゃん。おはよう。」



しょうちゃんが、私に気づいて声をかけてくれた。



「おはよう…。」



話しかけられて嬉しいはずなのに、さっきまでの出来事に、頭がついていかなくて、素っ気ない返事になってしまった。



「もしかして、さっきの見てた?」



しょうちゃんの声に、元気がなかった。



「…うん。」