ある日突然、私が話しかけられない理由がわかった。
クラスの女子が、他のクラスの女子たちとはなしてるのを聞いてしまった。
「ねえねえ、A組の円山レイちゃんってさ、、、」
ん、?わたしですか?
え、悪口始まる??悪口大会開催しちゃう??
てか、私なにした??
身に覚えがない。
だって私ここにいる子達とほとんどはなしたことないもーーーん。
「かわいいんだけどさ、話しかけづらいよね。」
「あー!わかる!私も思ってた。確かに美人だよね」
。。。え?けなされてるの褒められてるの?
「エリカ同じクラスだよね?話したことある??」
「まあ、少しくらいなら。普通に愛想よかったよ。」
え、エリカって誰だっけか??
あ!同じクラスのなんとかエリカちゃんね。
ちょっとだけあるかも。たぶん。
いや。わたしだってそこそこあいさつしたり、ほんと少しだけど話したかけたりとかしてますよ。
「なんでエリカ仲良くならないの?」
「いや、なんか、高嶺の花って感じで馴染めそうにないし。」
「ああ〜!高嶺の花だよねアレは。」
高嶺の花?そんなこと思われてんの私?
なんだそれ。
え、つら。つらいわ〜。どーしようもないじゃん。
別にそんな風に思われたくない。
なんだか、やるせない気分になってその場を立ち去った。