嗣永真澄と打たれたスマホの画面を眺める。 「…本当に必要でしょうか」 一緒に会社まで戻る事になり、いろんな話をほぼ一方的にされているうちに本社にたどり着き、疑問をもう一度聞く。 「必要だよ。後で連絡する」 「必要ないです」 「釣れないね」 そう言いながら、私の頭を軽く何回か叩き先に本社に入っていく。 ふ、と本社ビルを見上げると、3、4階ほどの場所からガラスに張り付きこちらをガン見している吉岡さんと目があった。 …これから大変かもしれない。