ー蒼空sideーー

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あれから、話し合いが十何分か続いてやっと部屋割りが決まった。

部屋割りは3階と4階が高1全員の寝起きするところになった。

2段ベッドで、俺は4階のベッドの上。

隣のベッドはセフィとアルバだ。


俺以外の人は使い魔を出していない。

まだ使い魔を出すことに慣れていないから疲れるらしい。

あと、1ヶ月もすれば高1全員が常に使い魔を出していることが可能になるだろう。

だが、大きい使い魔は寮に入れることは出来ない。


また、話がそれたな。

2階には、テレビやゲームなどの娯楽用のものを置くことになった。

1階の広間は、一般的にいうリビングみたいなところになった。

ご飯は、なんでも、学園に注文したら作ってくれるからそれを専用の魔法で出せばいいらしい。

とても便利だ。


寮の説明はこのくらいで大丈夫だろう。


美羽「この部屋なにも置いていないからなんか、殺風景だね。」

海斗「創成の魔法が使えるヤツいないかなー。
いたら、今すぐ机とか椅子とか出せるのに。」

莉沙「いないでしょ。
特殊魔法が使える人は魔法界で数えられるほどしかいないんだから。」

海斗「だよなー。」


『俺、創成魔法使えるよ。』

「「「「「「ええええぇぇぇ!!!?」」」」」」

海斗「そ、蒼空ー?
う、嘘は良くないぜ?」

全く、海斗は何を言っているんだ。

『嘘じゃねぇよ。』

海斗「はぁぁぁぁ!!?
お前、ホントになにもんだよ。」

『別に何者でもねぇよ。』

ただ、神っていうだけだよ。

『えーっと、みんな何を創成してほしい?』

美羽「まずは、机とか椅子だよねっ♪」

莉沙「えぇ、そうね。
蒼空、嘘じゃないなら机と椅子を出してくれるかしら?」

『まだ、疑ってんのかよ。
おけ。 机と椅子ね。』

俺は高級そうな手のかかった机と1人用のふかふかのソファみたいな、背もたれのある椅子を想像した。

すると、光の粒子が広間全体に集まりだしあっという間に想像したとおりの机と椅子が出てきた。

海斗 莉沙「「嘘じゃ無かったんだ....」」

『嘘ついても意味ねぇーじゃん。』

蓮「ホントに何者だよ。」

『ほめてんの?』

蓮「どうだろ。」

『ま、いいや。
椅子はちゃんと72脚あるから。』

セフィとアルバの分もちゃんと創った。

セフィ アルバ「「蒼空、ありがとう。 ニコッ」」

『どういたしまして。 ニコッ』

「「「「「あの3人のいる場所が輝いて見える。」」」」」

蓮「確かに。」

莉沙「ホントね。」

海斗「だな!」

美羽「キラキラしてるねっ♪」

『別にここら辺キラキラしてないけど。』