シンデレラ
「確か、入り口の門で馬車が待ってるはず!」


シンデレラは、
馬車がいるはずの門のところまで走りました。

しかし門に着くも……
馬車の姿はどこにも見当たりません。


シンデレラ
「さっき迎えに来るって言ってたのに……
んっ?あぁーー!!まさか、これ!?」


ふと足元を見ると、
そこには見覚えのあるひょうたんが、
コロンと転がっていました。
更にそのそばで、ネズミとトカゲが
チョロチョロしてるではないですか。

そうです。12時になって、
馬車の魔法まで解けてしまっていたのです。


シンデレラ
「そっ、そんなぁ~……」


がく然としてると、
後ろから追いついた兵士に、
ガッシリと捕まってしまいました!


兵士
「はぁっ、はぁっ……やっと捕まえたぞ!
逃げるなんてますます怪しい!
牢へブチこんでやる!」


シンデレラ
「はっ、放してっ!
いっ……いやぁー!!お母さぁーん!!」


こうしてシンデレラは、
お城の牢へと連れていかれました。


シンデレラの運命や、いかに……。