イジワル上司に焦らされてます

 



「だ、だって…………っ」

「なんだよ」

「だ、って…………」

「だから、なんだよ」



思わず真っ赤になりながら不破さんを見つめれば、当の本人は冷たい視線を私に送ってくる。


だって、だって……っ。

こんなの言い訳にもならないし、何言ってんだお前と思われるかもしれないけど、だけど───



「た、辰野さんって、不破さんに似てると思ったから……っ」


「…………は?」


「し、仕事に対する姿勢とか、お客さんのことを一番に考えるところとか、凄く似てるなぁって思って……っ」


「…………」


「そ、そしたらなんだか不破さんと仕事をしているみたいで、つい気が緩んで、だから─── っ!?」