まだ食べるか、とおいしそうに首を振りながらもぐもぐとしている染谷さんを見て、わたしはお先にと染谷さんと牧田先輩に話しかけて食堂をあとにした。
そういえば桐島課長は食堂にはいなかったな、と思い、いつものように会議室の階の非常階段のドアを開ける。
すると、桐島課長が上階に向かう階段に座っておにぎりを頬張っているところだった。
「あ、桐島課長」
「星野くん」
心地よい春の風に吹かれながら、食べかけのおにぎりを一気に口に入れ、階段に置かれたお茶のペットボトルで流し込むと目を細めた。
「教えてもらってなかったよ。ここの場所」
「教えるもなにも、ここはただの非常階段で」
「いい場所だな」
わたしの言葉を遮るように桐島課長は話をした。
「え、ええ」
「いつも昼休み、ここで過ごしているんだね。染谷くんにどこにいるのか尋ねたらここにいるって」
「え、まあ」
もう、染谷さんのおしゃべり。
「そっか。一人でここの景色、貸切にしてたんだ。うらやましいな」
そういって桐島課長はにっこりと微笑んだ。
そういえば桐島課長は食堂にはいなかったな、と思い、いつものように会議室の階の非常階段のドアを開ける。
すると、桐島課長が上階に向かう階段に座っておにぎりを頬張っているところだった。
「あ、桐島課長」
「星野くん」
心地よい春の風に吹かれながら、食べかけのおにぎりを一気に口に入れ、階段に置かれたお茶のペットボトルで流し込むと目を細めた。
「教えてもらってなかったよ。ここの場所」
「教えるもなにも、ここはただの非常階段で」
「いい場所だな」
わたしの言葉を遮るように桐島課長は話をした。
「え、ええ」
「いつも昼休み、ここで過ごしているんだね。染谷くんにどこにいるのか尋ねたらここにいるって」
「え、まあ」
もう、染谷さんのおしゃべり。
「そっか。一人でここの景色、貸切にしてたんだ。うらやましいな」
そういって桐島課長はにっこりと微笑んだ。

