お昼は近場のレストランでランチを食べて、街の中央にある映画を観ることになった。
暗闇のなか、桐島課長の隣に座るなんてなかったし、好きなひとと映画館へ行くことなんてはじめてだった。
青春恋愛ものの映画だったけれど、内容よりも桐島課長の横顔を盗み見るだけでお腹がいっぱいだ。
映画館を出てしばらく歩いていたら、桐島課長が照れくさそうに笑っている。
「せっかくの映画、集中してみられなかった」
「わ、わたしのせいでしたか?」
「ううん。一緒に映画みてるんだ、って思っただけで嬉しくてね。集中できなかったんだ、実は」
「わたしも、です」
よかった、と桐島課長がホッとしてる表情をみられてわたしも安心した。
途中、本屋さんのあるビルを見つけて一緒にいろんな本をみてきた。
新刊コーナーには二階堂月彦さんの著作が平積みにされて置かれている。
ぺらっと軽くページをめくってみると、男女の不思議な恋愛が描かれた作品だった。
「二階堂月彦の作品か。気になってたんだ」
「わたし買います。読んだらまた貸しますから」
「ありがとう。また感想聞かせてもらえるんだね」
本を購入し、駅方面へと向かっていると、急に桐島課長の歩く速度がゆるやかになった。
「あのさ。素敵な場所、予約したんだけど」
「予約、ですか?」
桐島課長と一緒に駅方面に歩いて戻ってきた。
駅ビルの上にある一流の高級ホテルだった。
「でも、ここ高いんじゃないんですか?」
「星野くんと一緒にここへ来たかったんだ」
桐島課長とわたしはホテルのロビーからフレンチのレストランへと向かう。
すでに数組の客が入った薄暗いレストランには天井からのびる小さなオレンジ色のランプが各テーブルを灯している。
店員さんに案内され、レストランの一番奥にある窓際の眺めのいい席に座った。
ちょうど日が沈む頃だったので、夕焼け空と街の明かりのコントラストがとてもきれいだった。
暗闇のなか、桐島課長の隣に座るなんてなかったし、好きなひとと映画館へ行くことなんてはじめてだった。
青春恋愛ものの映画だったけれど、内容よりも桐島課長の横顔を盗み見るだけでお腹がいっぱいだ。
映画館を出てしばらく歩いていたら、桐島課長が照れくさそうに笑っている。
「せっかくの映画、集中してみられなかった」
「わ、わたしのせいでしたか?」
「ううん。一緒に映画みてるんだ、って思っただけで嬉しくてね。集中できなかったんだ、実は」
「わたしも、です」
よかった、と桐島課長がホッとしてる表情をみられてわたしも安心した。
途中、本屋さんのあるビルを見つけて一緒にいろんな本をみてきた。
新刊コーナーには二階堂月彦さんの著作が平積みにされて置かれている。
ぺらっと軽くページをめくってみると、男女の不思議な恋愛が描かれた作品だった。
「二階堂月彦の作品か。気になってたんだ」
「わたし買います。読んだらまた貸しますから」
「ありがとう。また感想聞かせてもらえるんだね」
本を購入し、駅方面へと向かっていると、急に桐島課長の歩く速度がゆるやかになった。
「あのさ。素敵な場所、予約したんだけど」
「予約、ですか?」
桐島課長と一緒に駅方面に歩いて戻ってきた。
駅ビルの上にある一流の高級ホテルだった。
「でも、ここ高いんじゃないんですか?」
「星野くんと一緒にここへ来たかったんだ」
桐島課長とわたしはホテルのロビーからフレンチのレストランへと向かう。
すでに数組の客が入った薄暗いレストランには天井からのびる小さなオレンジ色のランプが各テーブルを灯している。
店員さんに案内され、レストランの一番奥にある窓際の眺めのいい席に座った。
ちょうど日が沈む頃だったので、夕焼け空と街の明かりのコントラストがとてもきれいだった。

