私の家から学校まではやく1時間半 。

学校には 8時25分 には 着いてなくちゃ行けない

今は

「7時10分。」

間違いなく間に合わない 。

「浩志のせいだからね、間に合わないの」

「晴香、浩志を責めんなよ。今日は俺が送っててあげるから」

私が浩志のことを責めるとお兄ちゃんが私をなだめるようにいった

お兄ちゃんっていつもこう 。

私はそんなお兄ちゃんを無視してご飯を食べた

食べ終わってお兄ちゃんの車に乗って学校に向かう

ぎりぎり10分前に着いた

「ありがと、お兄ちゃん」

「はいよ、行ってらっしゃい」

そう言ってお兄ちゃんは来た道を帰った

車から降りて校舎に向かおうと振り向いた時

「晴香、一緒にいこ」

そう言って浩志が待っていた

「周りから睨まれる」

「そんなこと気にすんなよ」

そう私の手を引っ張りいった

私はもう抵抗できないと思って言われるがままにした

この時私は気づいていなかった 。

もえかたちのターゲットにされていることを 。